季節外れの雪が降る日まで

2012年5月3日、Snow Man結成日。

彼らにSnow Manと名前がついて、7年が経った。

 

古株のオタクではないので彼らの歴史をずっと見てきたわけではないしあまり深く語れるような人間じゃないけど、ここまでSnow Manを続けて、守ってきてくれてありがとう。

きっとファンにも見えないところでたくさん悩んだり傷ついたりしただろうけど、誰一人欠けずに7年間一緒に頑張ってきてくれたことが嬉しいです。

 

Snow Man本人たちではお祝いしない結成日だけど、やっぱり言わせて欲しい。

 

結成7周年おめでとう。

 

 

 

Snow Man増員の発表から4ヶ月弱の時間が経った。

8人の滝沢歌舞伎ZERO南座公演、横アリでの単独コンサート、滝沢歌舞伎ZERO東京公演…Snow Manは立ち止まることなく今も走り続けている。

 

でも、私の時間はまだ止まったままだった。

9人体制のSnow Manをどうしてもまだ前みたいに好きになれない自分がいる。受け入れることを拒絶してしまっている。

 

現場には変わらず足を運んでいるので、8,9人で舞台に立つ姿もこの数ヶ月で何度も目の当たりにしたけど、そのたびに胸が苦しかった。

それでも舞台やコンサートに入ったのは、大好きな人がいるから。辛くても悲しくても、好きの気持ちにかなわなかった。好きな人に会いにいくのがこんなに辛かったことなんてなかったのに、それでもやめられなかった。見たくないものは視界に入れなければいいって、ただずっと彼の姿だけを見た。

9人体制になってからのYouTubeはあまり見なくなってしまったし、6人の頃の映像も辛くてあまり見れなくなった。それに9人で写ったグッズや写真が買えなくなった。今までは翔太くんの写ってるものは集合も混合も全部買ってたけど、今は個人のグッズしか買わなくなった。

 

私が渡辺翔太くんに担降りしたのは2017年11月。

降りたてのふわふわとしたテンションで2018年を私なりに彼らと一緒に駆け抜けた。とにかく現場も多いしyoutubeなどでの供給も増えて、拗らせすぎた時期もあったけど、渡辺担1年目がただただ幸せで楽しくて充実していた。

 

増員してからも、映画少年たちのプロモーション活動だけは以前の6人で行われていて、おそらく「最後の6人の活動」になったのが4月15日の実演付き上演だった。全国の映画館でライブビューイングも行われたので、仕事を早く切り上げてスト担の友達と見に行った。

9人体制をそろそろ受け入れないと…と思っていた矢先のイベント。少し久しぶりの、6人でのパフォーマンスを見て、私はまた気持ちが逆戻りしてしまった。

私の中で担降りのきっかけになった大切な思い出の曲が流れた瞬間、涙が溢れた。

 

もう戻れない。

そんなことわかってる。

 

それでも、もう一度見ることができた大好きだったSnow Manの6人のパフォーマンスが忘れられなくて、また前を向けなくなってしまった。そして前を向けない自分が申し訳なくてさらに悲しくなる。もう負のスパイラルから抜け出せなかった。

 

 

 

そんな私の心の中に少し変化が起きたのが、元号が変わった2019年5月1日。

大阪城ホールで行われたSixTONESの単独コンサートだった。

合同で立つ舞台やコンサートで何度もSixTONESは見ていたけど、初めて単独のステージを見させてもらって改めて気づいたのは、彼らの勢いは本当にすごくて。

 

彼らはSnow Manに人生をかけている。

彼らにとってSnow Manがどんなに大切なものなのか、私たちには計り知れないし、それを邪魔することはしたくない。なんとしてでもデビューを掴み取りたい彼らが出した結論が「増員」だったのだ。

 

「どうにか頭ひとつ抜けさせるにはこの方法しかない」

 

ふっかさんのこの言葉がフラッシュバックしてた。

 

その時に、Snow Manには絶対にデビューして欲しいと強く願った。

未だに増員に対する心の整理がつかない私なんてここに置いていっていいから、どうか前に進んで欲しい。

デビューの夢を叶えて欲しい。

 

彼等が季節外れの雪を降らす姿を見たいと思った。

 

受け入れられた訳ではないけど、今まで6人に固執していた気持ちが少しだけ軽くなった気がした。

私が好きなSnow Manでいてほしい、よりも、Snow ManがなりたいSnow Manになってほしい。

 

もし、「その時」が来たら。

遠慮なく私のことは置いていって、どんどん前に進んでね。